自然を満喫できる、毎日が楽しい大人の住まい

POINT

「夫婦2人の時間を楽しみながらも、子どもたちが孫を連れて帰ってきたくなるようなかっこいい家にしたい」。Eさんご夫婦の想いを、建築家は延床面積25坪以下というコンパクトな住まいの中で実現しました。

1階は玄関土間から連続するワンルームのLDK。間仕切りを減らして広がりをもたせることで、家族がたくさん集まっても心地よく過ごせる空間になりました。

3つのテラス「朝のテラス」「デッキテラス」「星のテラス」は、山の景色と星空を堪能できるとっておきの空間。様々なシチュエーションで自然を楽しめるアイデアで、別荘感覚で住み続けられる、飽きのこない住まいに。

週末ごとに3世代が集い、理想の暮らしが詰まった家では幸せいっぱいなご夫婦の笑顔があふれています。

●大胆なスリットが印象的な、シックな外観。

無機質にならないよう、駐車スペースには緑の目地を添えました。

エントランスはトーンの違う塗り壁に木製玄関がアクセントになっています。

●玄関の奥には「朝のテラス」。朝起きたら、ここで庭を眺めながらコーヒーを飲むのが日課に。

広い土間玄関は、来客が多くても靴の置き場に困らない。

スケルトン階段を採用して、階段下も緑を置いて有効活用。

●リビングは玄関も居室の一角として取り込み、LDKが広く見えるよう工夫。間接照明を効果的に用いて、ホテルライクな印象に。

家具はこの家の落ち着いた雰囲気に合わせて、カリモクで新調。

リビングはスキップダウンにして、間仕切りなしで空間に変化を。

視線の低さで、よりリラックス感を誘います。

人がたくさん集まるときは、段差がベンチ代わりに。

●「カフェのようなキッチンが欲しい」という奥様の夢を叶えました。

キッチン背面にはオープンラックを設けて、お気に入りの小物や容器が飾れる”魅せる収納”に。

窓からは緑豊かなお庭が覗き、空間を明るく彩ります。

●セカンドリビングと一体となった寝室。

ベッド部分の床レベルを上げて空間に穏やかな変化を与えることで、「就寝へのスイッチ」が入る心理的効果も。

建具を最小限に抑えることで、コストカットも実現しています。

●ダイニングに隣接する「デッキテラス」

アウトドアリビングとして、家族でバーベキューも楽しめます。
床と高さを揃えることで、ダイニングの延長として空間を広く見せる効果も

外構は子どもたちが力を合わせて自主施工。パーゴラとテラスをつくり、人工芝を張りました。

板張りのフェンスでプライバシーを確保して、家族みんなの遊び場に。

●昼は山の景色を、夜は満天の星空を楽しめる「星のテラス」

湯上がりにはチェアへ向かって、ビールを飲みながら夕涼みがご主人の至福の時間。