Viewt hausのこだわり 床下点検口 おすすめの設置位置
2022-11-04
家は3回建てないと理想の家にならない。
果たしてこの言葉は本当なのでしょうか?人生の中で大きな買い物である「住宅」
それを3回も建ててもらわなければ「満足」させることができない…私たちViewt haus(ビュートハウス)ではこれは建築会社の怠慢だと捉えています。
Viewt hausが住宅のプロとして、1回の家づくりで飛び切り気に入った家を建てるための、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。
床下点検口の設置場所で少しだけ家の快適性は変わってしまう
そもそも・・・床下点検口って何?と思われる方もいると思いますので、簡単に説明いたします。
床下点検口とは、その名の通り床下を点検するための開口部のことです。
これまでアパートやマンションなどの賃貸住宅に住んでいる方だとなかなか馴染みがないですが、一戸建ての住宅では床下を点検する際の出入り口を床に設置しておく必要があります。
穴を床に開けたままにしておくわけには行けませんので、専用の蓋等で穴をふさぎ、普段は目立たないように設置されています。
設置基準は住宅の広さにもよりますが、だいたい住宅 1棟につき、床下点検口が1ヶ所あるイメージです。
Viewt haus(ビュートハウス)では床下に設置する第一種換気システムを採用しているため、機械点検用の点検口も必要となり計2カ所の点検口を設けております。
この床下点検口の位置についてはしっかりと検討が必要です。
設置した場所によっては住んでみてから少し不便だったり、邪魔だったりと小さなストレスをためる結果になってしまうからです。また、デザイン面だけで語ってしまえば「美しくない」要素の一つですので、できるだけ目立つ場所に設置は避けたいところです。
Viewt haus(ビュートハウス)おすすめの点検口の位置 NG場所も!
まずは、床下点検口の設置を控えたほうがいい場所をお伝えします。
・浴室の出入り口付近
→ 珪藻土マットなど使用する際は少しの段差でもガタガタするため、気になりやすいです。
・キッチン収納の引出し付近
→ キャスター付きのものと相性が良くないです。ゴミ箱などはキャスター付きのモノが便利ですのでキッチン周辺には思っている以上にキャスター付きの家具がそろうことがあります。
点検口の枠とキャスターが干渉してしまい、小さなストレスが毎日溜まってしまかも。
・人通りが多い場所
→ 床下点検口のフタの上を歩くと少しガタガタします。1日に何度も通る場所だと、このガタつきにストレスを感じることも・・・
・重いものをたくさん収納する予定の場所
→ 決まった重量のあるものを置く場所は、いざ点検になったときに移動させる労力が必要になってくるため、おすすめしません。目立たせないことを重点的に考えてしまい、冷蔵庫の下などに設置すると、いざというときに大変かもしれません。
建築事例を眺めていると、床下点検口を洗面室に配置している場合や、キッチンに設置している家を多く見ます。
お伝えした注意点を照らし合わせてみてみると、洗面室もキッチンも人通りが多いため、実は日常生活の使い勝手という観点からは使いにくい場所とも言えます。
ただし、「点検」という観点から考えると、洗面やキッチンは点検の必要性が高い「水回り」の近くにあるため、点検のしやすさは向上します。
つまり、普段使いの使いやすさではなく、緊急時の使いやすさを優先した場所と考えることができるのではないでしょうか?
◯ 床下点検口おすすめの設置場所は
私たちがおすすめする普段使いを優先した際のおすすめの床下点検口設置場所です。
・人目に付きづらい収納の入り口付近
→ 家族だけが使う空間であればあまり気にせず使えます。人通りも収納の内部ということで少なく、枠のでっぱりなども気にならないと思います。
・畳のあるお部屋
→ 畳の下に隠して配置することですっきり見えます。
・オープンな階段下の一角
→ 頻繁に歩く機会もないので、おすすめです。ただし、デスクなどを配置する場合は避けたほうがいいです。
膨大な部材で構成される住宅からすると、床下点検口は本当に小さな話だと思います。
しかし、実際に住んだ後には気になる方も多い後悔ポイントですので、これから家を建てる方は気を付けてみてください。