無垢フローリングの魅力
2023-09-23
Viewt haus(ビュートハウス)のこだわりの一つに、標準の床材を無垢フローリングに設定している点があります。
建築業界にいないとなかなかフローリングの種類まで目を行き届かせることは無いかもしれませんが、私たちにとっては家の質感を左右する重要なアイテム。
「本物を長く使ってほしい」と考えているため、積極的に無垢材をおすすめしています。
フローリングの種類は大きく分けて2種類
フローリングにはどのような種類があるかを知っておくと、ご自身が選択する際にわかりやすいはずです。
フローリングには
・無垢フローリング
・複合フローリング
の2種類があり、それがまた細かく分かれています。
まずは、自分たちの好みが無垢なのか複合なのかを定めておくと、わかりやすいと思います。
無垢フローリングは樹木の違いがそのまま特徴の違いとなる
無垢フローリングは、木材をそのまま使用したフローリングのことを指します。
細かな分類はそれぞれ木材の違いが特徴の違いということになります。
例えば
パイン(北米産の松)は非常に柔らかい木材ですので、このパインの無垢フローリングは柔らかな質感とともに傷がつきやすい点が特徴となります。
メープル(楓)はその表面に黒い筋が入っていることがあります。これを無垢フローリングとして使用した際には、その筋も特徴となり貼り分けによって表れる模様たちが空間の印象を決定します。
無垢フローリングはフローリングとして使用する樹木の特徴自体が、そのまま特徴となります。
複合フローリングは合板に何かしらを貼りつけたフローリング
100%ピュアな木材である無垢フローリングに対して、基材となる合板に何かしらを貼りつけ造られているフローリングが複合フローリングです。
貼りつけられる素材によって種類が異なります。
・挽き板
挽き板のフローリングは、表面に厚さ2mm程度の天然木材を貼りつけたフローリングです。
見た目は無垢フローリングそのものですし、基材となる合板は変化が少ない素材とも言えますので、温度変化などによる変化を受けにくいフローリングとも言えます。
・突き板
突き板のフローリングは、表面に0.3mm~1mm程度に薄くスライスされた木材を貼りつけたフローリングです。
簡単に言ってしまうと挽き板の薄いバージョンです。
表面は天然目ですから、素材の風合いを感じることはできます。また、価格帯も手ごろなものが多く昨今多くの住宅で採用されているのを見かけます。
・シート
複合フローリングで一番安価なものは、オレフィンなどの素材を合板に貼りつけたシート型のフローリングです。
木目をプリントしたシートを貼りつけているだけですので、木材の風合いなどを楽しみたい、年月とともに味わいを増していく姿を楽しみたい。と考えている人には不向きです。
半面、価格は一番安く賃貸住宅や価格重視の住宅会社様では使用されることが多いです。
メリットとデメリットを比較したときに、私たちは無垢フローリングを選択した
100%正しいことなどありません。
フローリングについても無垢・挽き板・突き板・シート、それぞれにメリットデメリットがあります。
例えば、挽き板・突き板のフローリングは、新築当時こそ無垢フローリングと同様な質感としてとらえることができますが、長期間使用していく中で表面を削ったりするメンテナンスをする際には、厚みが足らず満足なケアはしにくいフローリングと言えます。
しかし、価格は無垢フローリングよりも安いです。
シートフローリングも新築当時は一番安価に施工することができます。
しかし、薄いシートの下は合板ですので、例えば何かものを落として床がへこんだ場合にはシートを突き破り合板が露出します。
日々のメンテナンス性は高いのですが、長期間で考えた時には表面のシートは劣化するだけですので、メンテナンスというよりはフローリングの貼り替えが現実的な選択肢となります。
さまざまな条件の中で、私たちViewt hausが重要視したのは
・最初の見積金額ではなく生涯コストで考えた際のお得感
・肌に触れるモノだから質感が良いこと
・時間の経過とともに味わいが増す素材であること
でした。
無垢フローリングはピュアな木材だけで構成されていますので、しっかりと厚みがあり万が一のメンテナンス時には表面を少し削るだけで、美しさがよみがえります。
長きにわたる使用の中で物を落とすこともあるかもしれません。それでも無垢フローリングであれば、表面の素材を突き破り中に隠された合板が露出するようなこともありません。
「価値ある美しさを共に」
Viewt hausが掲げるブランドメッセージに照らし合わせてみると、無垢フローリングを選ぶことがお客様の人生に寄り添い、住宅のプロとしての責任を果たせる。
そんな想いで標準仕様を無垢フローリングにしています。