静岡県へ建築の勉強に行ってきました(クラフトハウス様視察)
2023-01-17
静岡県にあるクラフトハウス様のモデルハウスへ、勉強のため視察にいってきました。
Viewt haus(ビュートハウス)とクラフトハウスは、同じ建築家ネットワークにてプラン作成を行っている仲間。(所属しているのはR+houseネットワーク)
建築家とコラボレーションすることにより、自社で設計する以上にお施主様にとってぴったりな高品質で高性能なお家を提供しております。
今回視察させてもらった葵モデルハウスでは、高い設計力に裏打ちされた建築家ならでは提案がキラリと光り、私たちもお客様への住宅提案の際に役立つ知識を手に入れることができました。
建築家の手腕でデメリットをメリットへ昇華
CRAFTHAUS 葵モデルハウス
設計:藤本 誠生氏(藤本誠生建築設計事務所)
建築計画地は大きな道路沿いに面していました。
交通量が多いことで、車の騒音や大型車両の通行による振動、そしてプライバシーの侵害などのデメリットを受ける可能性が高い土地です。
また光の取り込みがしやすい道路が西側にあり、一日を通して最大の日差しを提供してれるのは、いわゆる西日となります。西日にはメリットもありますが、多くは長く強く差す日差しは、住宅の温熱環境にとってマイナスの要件となると考えられます。
モデルハウスの計画地は、大きな2つのデメリットを持ち合わせる敷地の特性がありましたが、建築家の設計力により軒を深くし西日の進入を緩和し、室内空間が道路との距離を保つことができることで、音や振動の問題とプライバシーの侵害を同時に解決する設計となっておりました。
外からの視線を遮る効果がある、計算された鉄骨階段。
少し視線が外れるだけで、解放感を保ちながらプライバシーを確保されていました。
広い玄関土間は、その空間だけで来る人を心地よくさせる予感しかありません。
グリーンと空気清浄機も、ステキに空間を彩っていました。
『仲間とたのしく集まる家』がコンセプトになっており、キッチンはあえて壁付け。
代わりに大きな造作のキッチンカウンターを設えてらっしゃいました。
普段はここでスタッフの皆様が、豆からこだわり抜いたコーヒーをお客様にご提供されているそうです。
ステキ…!
来ていただく皆さまにより心地よく、そして自分たちの夢の我が家をイメージしていただくために、たくさんの仕組みが隠されていました。
会社のもつモデルハウスですが、実際に住む人と時を考えて設計されていることが、1番イメージしやすく、心地よい理由だと思いました。