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木と鉄とコンクリート Viewt hausが考えた住宅に適した構造材


2023-01-12

木と鉄とコンクリート Viewt hausが考えた住宅に適した構造材

Viewt haus(ビュートハウス)としての「最高の家づくり」を考えたときに、皆さんを直接的に護る住宅の構造に何を採用するかについては非常に頭を悩ませました。

それは、私たちは木造も鉄骨造もコンクリート造(RC)も長年にわたり技術を蓄積してきた会社だからです。

それぞれの構造の良さがわかり、それぞれの構造の弱点がわかっているからこそ、本当にお客様の家に適した構造体を選ぶために頭を悩ませてしまったのです。

これは、一つの構造材だけで建築を行っている住宅会社ではわからない苦悩なのだと思います。

まず、結論をお伝えしておくとViewt hausでは木造を主採用とし、用途に合わせて他の構造材は利用していく方針としました。

私たちがなぜ「木と鉄とコンクリート」から、木=木造を選んだのか?

Viewt hausで実際に工事をした、施工事例を見ながら説明いたします。

コンクリートが作り出す質感は唯一無二の存在感

Viewt haus(ビュートハウス)の本社ビルでも採用しているRC造。

RC造はコンクリート内に鉄筋は入れ込むことにより二つの素材が強度を高め合う合理的な工法です。

コンクリートは「圧縮」に強いのですが、反対に働く力「引張」には弱い構造体。

引張力に強い鉄を入れることにより高い強度を実現します。

RC造で住宅を構成すると、自由度の高い空間構成・材質として火に強くある程度容易に求められる火に対しての基準をクリアできる等、さまざまなメリットがありますが、

なんといってもコンクリートそのものの質感が他の構造材では実現できない雰囲気を作り出してくれます。

Viewt haus施工事例:ZIGZA

美観を重要視する建築物での採用率が非常に高いのは、構造としての魅力もさることながら、室内に醸し出される唯一無二の存在感も大きく寄与していることは間違いありません。

コンクリートが凝固していく中で造りあげられていくテクスチャーは、無機質なように見えながら実はランダムな美しさがあり、同様に同じものが二つと無い天然木材の木目との親和性が高いと私たちは捉えています。

一見無秩序の集合体に見えても、二つの素材には隠れた共通点があり全体としては調和がとれている。複雑な数列の中に規則性を見出したときのような不思議な感覚です。

魅力的なRC造ですがViewt hausではメインの構造材として採用しませんでした。

理由は、シンプルに価格が高いこと。

多くの方々には、「住宅の購入に使ってもよい理想的な金額」があると仮定した場合、RC造で住宅を提供するとその閾値を越えてしまうと考えたのです。

敷地の容積率を最大限に活用できる商業ビルなどの建物であれば、階数を増やすことにより建築コストと収支のバランスを変え、RC造でも成り立つ建築計画を建てられますが、階数が2~3階と低層である住宅では、その最適解に到達することが容易ではないのです。

大空間・建築コストなどバランスが良いと最後まで悩んだ鉄骨造

木造と最後まで悩んだのは鉄骨造(S造)です。

木材と比較した場合単位面積当たりの強度が高く、柱や梁が同じ太さであるならば単純な強さを保つことができます。

これにより、大空間を構成することが可能となるのは、建築家との家づくりを行うViewt hausにとって魅力的なストロングポイントであることは間違いありませんでした

Viewt haus施工事例:G邸

また、RC造と比較すると建築コストが抑えられる点も有力な候補です。

しかし、最終的には鉄骨造は選ぶわけにはいかない大きな理由がありました。それは「断熱性」「気密性」を長期間に渡り担保することが非常に困難だという事実です。

素材としての鉄の特徴のひとつに延性の高さがあげられます。延性とは伸びやすさ、つまり鉄は非常に柔らかく伸びやすい素材です。

地震などで外部から力が建物に加わった際に、RC造・木造などの脆性が高い構造体は形を変えることなく外力に対して耐えるような形となりますが、

柔らかい鉄骨造はしなり・揺れながら耐えることになります。
塑性変形に至る前、弾性変形領域内であれば、外力が加わる前の姿にそのまま「鉄骨」は戻るのですが、周辺にあった断熱材などはその限りではありません。

建物内部でずれてしまう・部材によっては亀裂が入ってしまう等のさまざまな不具合を起こす可能性が高まります。
長期視点に立つと建物の断熱・気密といった省エネ性能を担保することは難しいのではと考えました。

全てを理解したうえで選んだことに価値がある

Viewt haus施工事例:東大阪の家

多くの住宅会社が採用している木という構造材。結局同じ材料なのか…と感じる方もいるかもしれません。

しかし、私たちは結果が同じでも選んだ過程にその住宅会社の哲学があるのだと考えます。

他の構造材と綿密な比較検討をしたからこそ、木造のメリット、そしてデメリットも深く理解し、もちろん実際に家を建てる際にはそのデメリットを打ち消すための仕事を行うからです。

2025年に先駆けて簡易計算で妥協せず「構造計算」を行う

建築物の長寿命化を睨み「防蟻」に対しての妥協を一切排除する

気密を担保するために全ての住宅で気密測定を実施しお客様に開示する

etc

そして最後のエッセンスとして高い設計力を持つ建築家とコラボレーションすることにより、多くの条件をクリアしながら住みやすい住空間を提案する。

建築のプロとして自信をもっておすすめできる仕様を作りあげることができました。

Viewt hausの構造は皆さまの人生と寄り添い存在し続けてくれると自信をもっています。

Viewt hausでは皆様の想いを一番大切にします

私たちの家づくりは皆さまの想いを最重要視します。
ほぼ毎日無料相談会を実施し皆様の声を聴くことから始める家づくりです。

ご希望の方には、現在の家づくりに必要な知識を盛り込んだ中立的な情報提供の場として家づくり勉強会も実施しています。
住宅会社のスタッフが話す内容ではなく、外部の専門家を呼びあくまでも中立的に情報提供をしてもらいます。

まだまだの人も、そろそろの人も、Viewt hausと一緒に家づくりの一歩を踏み出してもらえればこんなに幸せなことはありません。

皆様の人生に価値ある美しさをお届けします。

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